なんでプロのおススメで上手くいかない?
なんでプロのおススメで上手くいかない?
金融の世界には川上と川下がある!
証券会社や銀行のいわゆる金融のプロにおススメされた投資をやっても上手くいかない人は多いでしょう。
なぜなのか?
その最大の理由は、金融の世界には川上と川下があり、マイノリティである川上の投資家はとても上手くいっていて、マジョリティである川下の投資家は上手くいっていない。
もっと言えば、金融の世界はゼロサムなマネーゲームなので、マジョリティである川下の投資家が上手くいかない分だけ、マイノリティである川上の投資家が上手くいくようになっています。
例えば、今後、価値が大きく下落しそうなアセットがあるとします。
川上の投資家が損失を免れるために、金融機関を通して大量にそれを売却しようとします。
『買い』よりも『売り』が多くて処理しきれない場合、金融機関は最終的に誰にそれを売るのでしょう?
金融機関に言いなりのお客さんですかね?
投資信託に買わせるんですかね?
いずれもババを引くのは川下の投資家です。
全体を考えれば、
川上の売り物を買わされて、川上の逆をやって、それで上手くいく確率は低いでしょう。
川上が上手くいっているのであれば。
ゼロサムゲームですからね。
(出典:Twitter ひろゆき氏)
向こうから来るモノに投資するという事は、
わざわざ向こうから来る程、向こうにとってのメリットがあるという事で、
それはこちらにとってデメリットです。
ゼロサムなマネーゲームの世界では、マジョリティである川下の投資家が儲かっていない間に、その分、川上の投資家が儲けています。
それ以外にも、下記のデータを見る限り、川下の投資手法で上手くいく確率は非常に低いのではないか? と思えます。
金融機関のおかげで世の中は回っている!
世の中にある投資対象には、投資効率の良いモノも悪いモノもピンキリであります。
では、皆が良いモノだけに投資したらどうなるでしょう?
経済は成り立ちません。
人間の体に例えても、お金が血液で、ベストであろう投資対象が心臓だったとします。
全ての血液が心臓に集中したら、他の部位は壊死してその人間は生きていけませんよね。
しかし、金融機関が血液を循環させる役割をして、体内の様々な部分に血液を行き渡らせてくれるのであれば、金融機関は我々にとってなくてはならない大切な存在です。
ただ、自分の資産運用で考えた場合、「より投資効率を高めたい!」のであれば、川下ではなく川上の投資を実行すべきなのでしょう。