ブランド力
ブランド力
期待を裏切られたときに株価は急落する!
株式の投資家なら、株価の下落による損失を最小限に抑えたいところです。
「そもそも、株価はなぜ下がるのか?」
理由は沢山ありますが、業績が投資家の期待を裏切った時に、株価は大きく下落します。
ビジネスは収益性が高いほど、他人に真似される確率が高くなります。
誰だって、より儲かるビジネスがしたいですから当然ですね。
競合他社が増えれば、売上は減少するでしょうし、値下げ競争が生じます。
値下げすれば利益率は下がりますし、業績は悪化します。
株価は当然下がるでしょう。
賢者達の対策は?
では、競合他社による収益の悪化に対して、賢者達はどのように対応しているのでしょうか?
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏はモートの重要性を主張しています。
モートとはお城などにあるお堀の事で、敵から攻め込まれたとしても、深いお堀があれば、守りながら有利な戦いができます。
(出典:Markethack)
株式投資で言うと、モートとは競合他社の参入障壁が高いモノになります。
代表的なものがブランドです。
具体的な例を挙げると、浜松に『うなぎパイ』というお菓子がありますが、ブランド力が高く、値下げ競争に発展しません。
仮に競合他社が安価な類似商品を出したとしても、お客さんは高いお金を払って『うなぎパイ』を買うでしょう。
モートが強力過ぎて、競争にすらならないんですね。
バフェット氏の名言で、愚か者でも経営できるビジネスに投資を!というモノがあります。
強力なモート(ブランド力)を持つビジネスだけに投資をすれば、パフォーマンスは安定します。
株価下落のリスクは百も承知で、株価が下がる要因を最小限にすることでリスクを抑えているんですね。
全世界株のβに対して、長期でより確実により高いαを狙える?
長期の資産運用において株が最も儲かるアセットである事は間違いないでしょう。
だから株に集中投資するのがベストだと思えます。
では 「全政界の株の平均的なリターン(β)に対して、より確実に高いαが取れそうなセクターは?」 と聞かれたら、私ならブランド力の高いビジネスと答えます。
私がどうのというよりも、私はウォーレン・バフェットの真似をしているだけですが。
世界の大金持ち達の投資対象を13F等で見ても、そのほとんどはブランド力の高いビジネスの株になっているように思えます。