分散投資はNG
分散投資はNG
長期なら株がダントツ!
よく「株はボラティリティが大きいから債券とかに分散した方が良い。」とか言う人がいますが、個人的には長期投資においてのそれは悪手だと思えます。
下記はジェレミー・シーゲルさんの著書で『株式投資の未来』にある有名なグラフです。
(出典:ウェブサイト『渡辺正弘のセレクトニュース』より引用)
約200年にもわたって、アメリカの金融資産価格の推移をグラフ化しています。
しかし、よく見ると左軸のメモリが10倍毎になっています。
10倍毎ではなく均等にしたのが下記のグラフです。
(参照:著者ジェレミー・シーゲル 著書『株式投資の未来』195ページ図12-1の情報)
上記の図から、長期で見れば株式と比べればそれ以外はゼロに近い位、株式が他を圧倒している事が分かります。
また、そうなると、
『株式以外のアセットに分散した分だけ損していた。』
という事になりますね。
念の為に記載しますが、『分散すること自体が悪い』ワケではありません。
上記のようにアセットごとにパフォーマンスは異なります。
『パフォーマンスが劣るであろうモノに分散する事が悪いと考えている。』という意味です。
アメリカ株に投資するのが最も儲かった!
世界の代表的な投資資産のそれぞれの投資パフォーマンスを表にしてみました。
アメリカ株(MSCI 米国)
ヨーロッパ株(MSCI ヨーロッパ・インデックス)
新興国株(MSCI エマージング・マーケット・インデックス)
日本株(MSCIジャパン)
全世界株(MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス)
米国長期国債(ブルームバーグ・バークレイズ 米国国債20年超指数)
米国短期国債(ブルームバーグ・バークレイズ 米国クレジット1-3年指数)
ゴールド(ロンドン金価格)
コモディティ総合(S&P GSCI 商品指数)
(参照:myINDEX 2023年8月末時点 米ドルベース)
バフェット氏は分散投資を否定!
ベストな投資先があったとして、全ての投資家がそこに集中したら全員が儲かりません。
資本主義社会はゼロサムゲームなので、勝ち組の利益=負け組の損失です。
だから、損する人は必要です。
それを考えれば、川下には間違った情報が蔓延していて当り前ですね。
ウォーレン・バフェット氏も分散投資については下記の様に否定されています。
分散投資は無知を保護する手段だ。
投資を理解している人にとっての分散投資は、理にかなっていない。