分散投資はNG
分散投資はNG
長期なら株がダントツ!
よく「株はボラティリティが大きいから債券とかに分散した方が良い。」とか言う人がいますが、個人的には長期投資においてのそれは悪手だと思えます。
下記はジェレミー・シーゲルさんの著書で『株式投資の未来』にある有名なグラフです。
(出典:ウェブサイト『渡辺正弘のセレクトニュース』より引用)
約200年にもわたって、アメリカの金融資産価格の推移をグラフ化しています。
しかし、よく見ると左軸のメモリが10倍毎になっています。
10倍毎ではなく均等にしたのが下記のグラフです。
(参照:著者ジェレミー・シーゲル 著書『株式投資の未来』195ページ図12-1の情報)
上記の図から、長期で見れば株式と比べればそれ以外はゼロに近い位、株式が他を圧倒している事が分かります。
また、そうなると、
『株式以外のアセットに分散した分だけ損していた。』
という事になりますね。
念の為に記載しますが、『分散すること自体が悪い』ワケではありません。
上記のようにアセットごとにパフォーマンスは異なります。
『パフォーマンスが劣るであろうモノに分散する事が悪いと考えている。』という意味です。
分散投資で失う利益
下手な分散で、どれ程のお金を失う?
下記は、年10%で運用したアセットにポートフォリオの100%を集中投資したケースと、
複数のアセットに分散してポートフォリオの運用利回りが4.5%/年だったケースとの投資結果をグラフで表示しています。
同じくらいのリターンのモノに分散するのは良いと思えますが、上記のように、リターンが劣るモノに分散すればするほど、最終的なお金は目減りしてしまいます。
これは投資で儲かる人と、そうでない人との最大の違いかもしれません。
ウォーレン・バフェット氏も分散投資については下記の様に否定されています。
Diversification is a protection against ignorance.
It makes very little sense for those who know what they're doing.
分散投資は無知を保護する手段だ。
投資を理解している人にとっての分散投資は、理にかなっていない。