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投資は普通にやっても上手くいかない?
投資は騙し騙されのマネーゲーム
皆さん、金融機関(証券会社・銀行・保険屋)から様々な資産運用の案内をされていると思えますが、
「そういった人達の運用成績(年利回り)は、平均的にどの位だと思えますか?」
下記のデータ等が参考になると思えます。
上記のようなデータを見ると、金融機関に言われるがままに投資しても、上手くいく確率は非常に低そうな気がしますね。
しかし、私に言わせれば、
長期的な資産運用で年6%~20%程度のリターンを得るのは、やり方さえ知れば、誰にでも簡単に実行できるものだと思えます。
難しい知識なんて必要ありません。
そんなことを言うと、
「いや、そんな良いやり方があるんだったら、金融機関はなんで皆に教えてくれないんだ?」
という意見が出てきそうですが、私に言わせれば、
「そんなことしたら、金融機関に携わる人達の収入の90%位は消えてしまうから、絶対に教えたくないどころか、隠そうとするのが自然でしょう。」
と思えます。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットさんも同様の主張をされていますので、ソチラもご参照ください。
(出典:YouTube ばっちゃまのサブチャンネル)
要は、金融の世界というのはゼロサムゲームなのです。
尚且つ、勝ち組と負け組の割合は、圧倒的に勝ち組が少なく、負け組が多い。
例えばアメリカ株で見れば、お金持ち上位1%が全体の半分以上を占有しています。
極一部の人達が勝ちまくっているという現実があります。
それが本当であれば、
「その他大勢の人達に上手くいってもらっては、バランスが崩れる。」
というのは分かりますよね?
投資(資産運用)がゼロサムゲームというのは、全体のお金の量は限られていて、皆でそれを取りあっている。
仮に私が100万円儲けたとしましょう。 それは世界中のどこかで100万円分凹んでいるという事です。
誰かが損する事で自分が儲かるという、騙し騙されのマネーゲームなのです。
そんな環境下で『極一部が物凄く儲かっている。』のであれば、「一般的なやり方でやったって、そりゃあ上手くいく確率は低い!」と思えないでしょうか?
投資(資産運用)の世界には川上と川下がある!
投資の世界には川上と川下があります。
例えば、川上で大きな売り注文があったとします。
証券会社は儲かるから引き受けるとして、でも多くの投資家が「こんなのいらない!」という事で処理できなければどうなるのか?
その売れ残りは、川下にまわってくるのではないでしょうか?
ですから、資本主義社会はゼロサムゲームだとの事を考えれば、川上と川下とで、そもそも『良い!』と思うモノは逆になりがちです。
逆(要は川上で「これはヤバい、早く処分しよう!」と思っているモノを、川下では良い投資対象だと思う。)だからこそ、
世の中のバランスは取れていますし、そうなるようにコントロールされています。
投資マインドも下記の表のように、重要な部分が真逆だと思えます。
川上が物凄く儲かっているという事は、川下のやり方で上手くいく確率は低いのでしょう。
だから、『投資の神様』と呼ばれるウォーレン・バフェット氏の下記の名言があります。
(カジノに入ったら、まず周囲を見渡して「誰がカモっていて」「誰がカモられているか?」を見極めなさい。 それができなければあなたがカモです。 という意味。)
投資を始めるにあたって、真っ先に理解すべき最重要ポイントは下記の様な投資全体の仕組みなのでしょう。
「川上の売れ残りを川下が買っている。」
「川上の投資家は良いモノだけに投資していでいるが、川下では投資効率の悪いモノ等を含む全体に分散投資するよう誘導され、それにより全体のバランスが取れている。」
逆にこの仕組みさえ理解できれば、川上の投資家のように効率良く稼ぐのはイージーゲームなのだと思えます。
資産運用のパフォーマンスを向上させるには?
投資(資産運用)のポイント
私が考える投資(資産運用)のパフォーマンスを向上させるポイントは主に下記の4点です。
※個人的な感想ですが、年平均リターンが10%未満の人なら上記1.~4.を徹底するだけで、リターンは大幅に改善できると思えます。
年10%を超えるリターンを狙う場合、要はαを狙う場合は幅広い知識が必要になると思えます。
経済は拡張し続ける!
トマ・ピケティの著書で21世紀の資本、これは世界的に大ベストセラーになっていますが、その中に『世界のありとあらゆる投資のリターン(年率)はいつの時代もインフレ+4~5%程度』といったような記載が何度かあります。
(税金や金融機関へのコストは除かれた数字です。)
日本のインフレ率はだいたい年1.5%程度でしょうか。
そうすると、投資(資産運用)とは世界的な平均で6%/年程度は儲かるモノなのでしょう。
また、下記の図(アメリカのGDPの拡張と後退)のように、世界経済は長期で考えれば明らかに『後退』よりも『拡張』していくと思えます。
(出典:Endowus)
トップのビジネスに投資していれば、経済成長にプラスαで儲かっていた!
であれば、世界を代表するようなビジネスは利益を生み、その利益は拡大して行くと考えるのが自然でしょう。
下記の図からも、経済の拡大に伴って、代表的なアメリカ株に投資した人の利益はどんどん増えているのに対し、
現金の価値は毀損しているのが明らかです。
(出典:ウェブサイト『渡辺正弘のセレクトニュース』より引用)
そして、投資リターン(利益の成長率+配当利回り)に対して、同じ位の利益を投資家は享受してきました。
(出典:インデックス投資は勝者のゲーム 図表2-1を引用)
個人的には、今後もその流れは変わらないと思えます。
超長期のサイクルで見た場合、アメリカ株や世界の株のインデックスはザックリな数字で下記の様なリターンを提供してきました。
S&P500 ・・・ 約8%/年
MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス ・・・ 約6%/年
(円ベース)
投資リターンの高そうなモノに集中するだけで、、、。
それは、金融機関のセールスのおススメよりも、ほとんどの場合で圧倒的に素晴らしいリターンになると思えます。
投資の世界でリターンが年2%変われば、30年後とかの結果は倍とか全然違ったモノになります。
それが年5%とか年6%、もしくは年10%とか変わるのであれば、人生観が大きく変わる事なのでしょう。
そしてそれは、ネット証券でETF等を利用する事によりコストを最小限にし、上記のような投資リターンの高そうなインデックスだけに集中投資をする。 たったそれだけの簡単な作業です。
そういった投資手法は私は2012年から主張しておりますが、それは私が考えた事ではありません。
ウォーレン・バフェットやジョン・C・ヴォーグルなどの世界的に著名な投資家が主張されています。
例えば下記の画像は、広瀬隆雄さんが長期の積み立て投資でチョイスするファンドについてtweetしているモノです。
(出典:X【元Twitter】広瀬隆雄さんのtweet)
長期の資産運用なら、S&P500の様な世界で最も投資リターンの高そうなアセットに集中投資(投資リターンの低そうなモノには分散しない)するという手法は、
バフェットもヴォーグルも広瀬さんも、世界のトップレベルの投資家のほぼ全員がそのようなお考えだと思えます。