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S&P500のリスク

S&P500のリスクは?


過去のS&P500の暴落

S&P500は1957年3月4日にスタンダード&プアーズにより現在の形で算出が開始され、現在まで長い歴史があります。

その間、下記のような大きなショック(一例)による暴落がありました。

画像の説明
(出典:ピクテ投信投資顧問

当り前ですがS&P500と言えど、投資なんだからリスクはあります。



底値

しかし、S&P500が今後も成長し続けるのであれば、底値はありますし、予想するのも難しくないと思えます。

私の場合、フォワードPERで15倍弱程度が底値だと考えています。

例えば、下記はS&P500のフォワードPERのチャートです。
画像の説明
(出典:株式マーケットデータ 2021年12月23日時点)


上記を見ると新型コロナショック時にフォワードPERが14.62倍程度まで瞬間的に下落している事が分かります。


当時は多くのファンドが追証に耐え切れずにポジションを現金化する等の特殊要因もあり、通常ではありえない程に株価は下落しました。

しかし、その後1年程度で数十倍の価値になった銘柄も多数ありました。


S&P500が今後も今までのような成長を続けていくのであれば、フォワードPER15倍は、バイサイドから考えれば、掘り出し物がわんさかな貴重なビックチャンスだと思えます。

(底値は昔はもっと低かったと思いますが、最近ではゼロ金利という事もあって15倍弱位が底値と考えても良いのかな? と思えます。

フォワードPERの適正値は本来は実質金利など様々なデータが関係していますので、もちろんケースバイケースになります。)


フォワードPERはコチラのサイトが非常に分かり易くまとめて下さっています。



底値が長期的に上昇するモノに投資しよう!

下記の図のように底値が長期的に上昇していくのであれば、投資対象の下落リスクはありますが、限定的です。

画像の説明

また、底値が上昇していくのであれば、最高値も常に更新していく可能性があります。



問題は、

「投資対象の底値は今後、上昇し続けるのかどうか?」

ですね。


S&P500に関しては、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が下記の明言をされています。

この50年を振り返り、意外だけれども無視できないことに気が付いた。
 つまり、価値が米ドルに結びついている(国債などの)有価証券に投資するより、アメリカ企業に分散投資するほうがはるかに安全なのだ。

S&P500の様な長期的に発展していくビジネスであれば、それは世界で最も安全な資産と言われている米国債よりも、遥かに安全に思えるのでしょう。

バフェット氏のようなマクロでの仕組みを理解されている人にとっては。


イメージとしては下記の画像が分かり易いと思えます。

画像の説明
(出典:インデックス投資は勝者のゲーム 図表2-1を引用)

仮に株価が下がった(投資家の利益が下がった【市場リターンが下がった】)としても、
投資リターン(利益成長率+配当利回り)は増え続けるのであれば、いずれは投資家の利益(市場リターン)も投資リターンと同じになるワケです。



このようなシミュレーションは、下記のバフェット氏の発言のようにアメリカ経済が今までのような成長を続ける事を前提としています。

「私達は常に不確かな世界に生きています。
 ただし、一つだけ確かな事があります。
 それは、アメリカ経済は長期に渡って成長し続けるという事です。」


昔の、『日本の失われた30年』とか、グロースが無くなってしまうビジネスに長期で投資してしまうと、株価は下がったまんまになってしまうリスクは十分に考えられるでしょう。

だから『何に投資をするのか?』は重要です。



下記のグラフ(アメリカのGDPの拡張と後退を表している)を見れば数字的にもそれはより確信できると思えます。

画像の説明
(出典:Endowus


景気後退の期間は平均して10ヶ月なのに対して、
景気拡張の期間は平均して69ヶ月


GDP成長率で考えても、
景気後退は平均して-2.5%なのに対して、
景気拡張は平均して+24.6%


よりマクロで考えたら『アメリカ経済は後退よりも拡張しているのが圧倒的に大きい事』が誰の目にも分かりますね。


私の考えでは、ダウンサイドリスクを避ける事は難しいですが、景気後退でS&P500のフォワードPERが15倍位になってしまったとしても、

5年以上とかの長期投資であれば、『フォワードPERが正常値に戻らない!』というイメージはできません。


景気後退の期間は、上記のグラフのように平均で10ヶ月、

歴史上最長である1929年に始まった世界恐慌ですら4年間です。


もっと言えば、株式投資には景気先行性がありますので、景気が回復する前に、株価は上昇していくケースが殆どでしょう。



そう考えれば、確かにダウンサイドリスクはありますが、それを恐れて投資をしなかったり、

または、長期の投資リターンが劣後するであろうアセットに分散したりすれば、

それは長期的なリターンを悪化させる行為だと思えます。


というか、そこの違いが、上手くいくか? 上手くいかないか? のとても重要な分かれ道なように思えます。

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