配当パワー
トータルリターンとプライスリターンの違い
プライスリターン
株価等のチャートでは大きくプライスリターンとトータルリターンでの2種類の表示があります。
- プライスリターン ・・・ 配当を無視した価格のみのリターン
- トータルリターン ・・・ 配当を考慮したリターン
多くのチャートはプライスリターンで表示されていますね。
簡単ですからね。
トータルリターンでの表示は配当を再投資して計算する必要があるので難しいのでしょう。
でも実際には配当をわざわざ省いて計算するのは正しくありません。
プライスリターン VS トータルリターン
実際にプライスリターンとトータルリターンとでどれほどの差が出るのか?
S&P500で見てみましょう。
(出典:capitalmatters)
1988年~2017年の約29年間でプライスリターンとトータルリターンの違いはほぼ2倍です。
(出典:bourbonfm)
上記は1959年~2019年の約60年間で比較しています。
8倍以上の差があるように見えますね。
投資対象によりますが配当を無視して考えると長期的には結果は上記のように大きく変わります。
計算間違えしないようにしっかり押さえておくべきですね。
また配当もそうですが、逆に金融機関へのコストが年1%、2%程度でも長期になればなるほど上記のような大きな差が生まれます。
たった年1%、2%、の違いに思われるかもしれませんが、資産運用ではとても重要です。