コモディティ
コモディティ
ゴールドも長期投資には向かない!
株は利益を稼ぎ出し、配当で投資家に還元したり、純資産が上昇したりします。
債券も利息が発生します。
しかし、ゴールドは基本的に何も生みだしません。
その結果、下記の2つのグラフの様に、他の金融資産と比べて長期的には全然増えません。
『長期投資には向いていない。』
と個人的には考えます。
投資リターン(利益成長率+配当利回り)で考えても、0+0=0 ゴールドをはじめとするコモディティのほとんどは、基本的に成長もゼロだし配当みたいなものも生み出しません。
下記はジェレミー・シーゲルさんの著書で『株式投資の未来』にある有名なグラフです。
(出典:ウェブサイト『渡辺正弘のセレクトニュース』より引用)
約200年にもわたって、アメリカの金融資産価格の推移をグラフ化しています。
しかし、よく見ると左軸のメモリが10倍毎になっています。
10倍毎ではなく均等にしたのが下記のグラフです。
(参照:著者ジェレミー・シーゲル 著書『株式投資の未来』195ページ図12-1の情報)
そうなんです。
ズバリ、長期投資においては、『超優良企業の株』以外はゼロに等しいくらい、投資対象としてはナンセンスなんです。
また、ゴールドは投資家からは『価値の保存』を目的として投資されますが、
『価値の保存』としては、2016年ごろから仮想通貨が注目され始めました。
ゴールドにとっては強力なライバルの登場となるでしょう。
原油など他のコモディティ
ゴールド以外にも原油や他のコモディティも先物市場などで取引されています。
ただ、ゴールドと同じく、長期投資には向いていないように思えます。