ボラティリティ
ボラティリティという言葉に注意!
ボラティリティとは?
ボラティリティとはそのアセットの価格の変動の度合いを示す言葉です。
変動が大きいという事はボラティリティが大きい事を意味し、変動が小さいというとボラティリティが小さい事を意味します。
ボラティリティを意識しすぎての失敗
これは私の個人的意見ですが、投資で損をするほとんどがボラティリティを意識しすぎている為のモノだと思えます。
例えば「S&P500のリターンには満足だが、ボラティリティが大きいのが心配」だとします。
じゃあ、ボラティリティを小さくするためにS&P500に投資している資産を一部S&P500とは逆に動きそうなアセットに振り分けるとします。
でも長期投資なら株式が最もリターンが高いのは常識ですから、S&P500と逆に動きそうな別のアセットを探しても、そのリターンは長期的にS&P500に劣るでしょう。
そうなると長期投資の目線で考えれば、ボラティリティを気にして分散した事で、その分リターンを失っていることになります。
二兎を追う者は一兎をも得ずということわざがあるように、高リターンを維持してボラティリティを小さくするというのはナンセンスだと思えます。
金融は自分の都合を優先してはダメ!
同サイトの冒頭にも記載していますが、投資で最も大事なのは圧倒的にセンスです。
知識など私に言わせればゴミみたいなモノです。
これは私の考えですが、「金融は自分の都合を優先してはダメで、相場は乗るモノ!」だと思えます。
投資効率と自分の都合を天秤にかける際に、自分の都合を優先するケースの多い人が居らっしゃるかもしれませんが、
金融の世界はゼロサムなマネーゲームなので、そんな甘い考えではカモにされてお金は減っていくだけなので、むしろ近づかない方が良いでしょう。
上記のような理由で、パフォーマンスが劣るとしても、ボラティリティを小さくする為に他のセクターに分散するという発想は、
金融機関からしたら、川上で処理できなかったババ抜きのババの最後、要はクオリティが劣悪な金融商品を売るチャンスなのかもしれませんね。