日本人の投資成績
投資家1000人にアンケート
実際のところ、みんな投資で儲かってるの?
日本人の投資家1000人に対してのアンケートで興味深いモノがありますので、
ご紹介致します。
まず下記は、今まで通算で投資で、「儲かっているのか?」それとも「損しているのか?」と言った内容に対する結果です。
(出典:PR TIMES アブラハムプライベートバンク㈱さんによる投資家1000人を対象にしたアンケートデータ 2012年7月実施)
70%以上もの人が損をしているようです。
大多数の平均値で考えると、日本人は投資は非常に残念な結果になっている事が分かります。
どの位 儲かってるの? 損してるの?
額で言うと幾らぐらい儲かっているのか? それとも損しているのか?
調査結果は下記になるそうです。
(出典:PR TIMES アブラハムプライベートバンク㈱さんによる投資家1000人を対象にしたアンケートデータ 2012年7月実施)
平均して一人当たり525万円も損をしているようですね。
なぜ株式投資で28.6%も損するのか?
セクター別の結果が下記になります。
(出典:PR TIMES アブラハムプライベートバンク㈱さんによる投資家1000人を対象にしたアンケートデータ 2012年7月実施)
例えば、株式投資は、平均して28.6%損をしています。
株なんて上がるか?下がるか?のトレードですから、何も考えずに投資するだけでも±ゼロ位に落ち着くのではないでしょうか?
1人が株のとーれどは何回もやっているでしょうし、それが1000人となれば、大数の法則で平均化されます。
-28.6%という数字は、たまたま運が悪くてとか、偶然ではないんですね。
因みに、金融機関にとってのVIP顧客は上場企業等の、より沢山のお金を支払ってくれるところですよね。
逆に一般の個人投資家とかには、金融機関が儲かる投資商品を買ってもらいたいと思っているかもしれません。
例えば、VIP顧客から
「この株を大量に売却したいんだが、できるだけ高い値段で売れないかね?」
みたいな相談を金融機関が受けたとします。
金融機関は、より高い値段でその株をさばくにはどうするでしょうか?
その株のバラ色の投資ストーリーを考えるかもしれませんね。
「この株、今はこんなですが、将来はこうなってこうなって凄いことになるので、今の株価で仕込んどいた方が良いかもしれませんよ。」
みたいな。
そのバラ色の投資ストーリーで、営業マン達がクライアントにセールスし、クライアントも「じゃあ、買ってみようかな。」って事で、どんどん買いが増えて値段が上がったら、『一気にその株が大量に売られる。』とか、『公募増資!』とかって事で、株価が急落してクライアントはババを引くかもしれません。
実際に、こういうことが有るか?どうかは?は分かりませんが、投資家たるものそういったリスクは常に考えるべきです。
だって、投資家1000人にアンケートした結果、平均で-28.6%も損してるんですからね。
「証券会社が世界中でベストな株をおススメしてくれて、それで-28.6%なのはおかしいんじゃないか?」
「ほんとは、私たちの利益ではなく、証券会社にとっての利益の為に私たちを利用しているんじゃないか?」
とか、様々なリスクについて考えなければ投資は上手くいくはずがありません。
資本主義社会はゼロサムゲームです。
『格差が拡大している。?』という事は、川上の投資家が儲かっている分だけ、川下の投資家がそんをしています。
マクロ経済を考えれば、世間一般の情報で投資しても上手くいかないのは当然なんですね。